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2003年9月出版。ここ数年、ネイティブアメリカンに関する書物の小さなブームが続いており、それとともに、実際にネイティヴ・アメリカンの土地を訪ね、彼等と親しく話してみたいという読者が増えてきました。

本書は、それぞれ長年にわたってインディアンと交流を続けてきた三人の日本人(画家、音楽家、作家)が、第二の故郷ともいうべきラコタの平原とナバホの荒野を一緒に旅し、現地でお互いの体験を披露し合ったトーク集です。どのようにしてラコタ族やナバホ族の生活の中に受け入れてもらったか、彼等の伝統的な文化はどのように継承されてきたか、彼等の生活の知恵とはどんなものか、子供たちの教育はどうなっているのか、経済的現況はどうか、など興味深いテーマで語られてゆきます。

現在を生きるインディアン達のありのままの姿が浮かび上がり、彼等の精神世界や親密な交際法の案内書となっています。

 

●塩浦 信太郎
画家。1945年、群馬県新田郡生まれ。中央美術学園卒業後、露天商をしながら、国内外の各地を旅して回る。1996年に初めてナバホ・リザベーションに赴いて以来、毎年ナバホの友人を訪ねている。ネイティヴ・アメリカンの世界に惹きつけられ、現在は著作物やイラストレーション、立体作品においてその世界を表現している。テレビ番組『お母さんといっしょ』『YOU』(NHK)で、アニメーション制作を手掛ける。広告用作品としてはイラストレーションやオブジェとしての立体作品、カラクリ人形を製作。『おしゃれ工房』(NHK)や高島屋デパートでのイベントほか、作品展示と講師をつとめながら、カラクリ人形の面白さを広めている



●船木 卓也
音楽家。1957年、島根県松江市生まれ。大学卒業後、ニューヨークへジャズ遊学。その後ネイティヴ・アメリカン文化に魅せられ、サウスダコタ州ローズバッド・リザベーションとモンタナ州フラットヘッド・リザベーションの部族自治大学に通う。平原部族の伝統文化としてのインディアン・フルートや歌を学ぶ。伝統音楽を奏でるドラム・グループ『チーフクリフ・シンガーズ』のメンバーとして全米各地の平原部族の祭典、パウワウで演奏。及びフラットヘッド族の伝統工芸作家にビーズワークを師事。帰国後、フルート演奏や講演を行なうとともに、ネイティヴ・アメリカンのジュエリー及び関連商品を販売する店『アースロッジ』を松江市で2000年から2007年まで経営。現在は店舗と活動の場を神奈川県湘南に移しネイティヴ・アメリカン文化を幅広く紹介している



●ぬくみ ちほ
作家。1967年、千葉県千葉市生まれ。米国ワシントン州立スカジット・バレー・カレッジを卒業後、ニューヨーク市立大学で人類学と美術史を専攻。在学中に南西部のナバホ・リザベーションを訪れ、三か月間保育所でボランティアをしながらフィールドワーク。雄大な自然と人々の温かさ、その奥深い文化に触れる。以来東京とネイティヴ・アメリカンの地を行き来しながら、取材・執筆活動に打ち込んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)